グリーサー

離型油を塗布する装置

本機は主に食パン型の側面・底面に瞬時に効率良く離型油を塗布する装置です。平天板・プレス天板にも対応できます。
貯蔵タンク（写真下）から空気圧により圧送された離型油は、二流体ノズルで空気と混合させて粒状の油を塗布します。送られる離型油と空気は電気的に最適な状態に制御し、特注のノズルを使用することで、ミストの飛散を非常に少なくしております。またミストコレクターにより周囲環境の汚染を徹底して防止します。
ケース搬送には、ベルトコンベヤーを使用しているため、掃除が容易で、衛生的です。ベルトコンベヤーはケースの型部分で停止を繰り返して（タクト送り）、必要な部分のみ塗布します。
ノズル部分はカセット形状で簡単に出し入れが可能です。型の形状・種類により、ノズルの配列が異なったノズルカセットに入れ替えができます。
使用後の保管の際に、ノズルカセット内を洗浄する装置も取り付け可能です。
食品に対する安全・衛生面とメンテナンス性を重視しました。
ノズル径が大きく、食型用の乳化油脂やレシチン・ワックスが配合された離型性の高い高粘度油脂にも対応できます。

特許取得済の製品です

本機は菓子パンで使用する平、プレス天板の生地載置面に離型油を塗布する装置です。
遠心力で飛ばされた油の粒子を塗布する方法のため、スプレー式のような圧縮空気によるオイルミストの拡散がなく、周囲環境を汚しません。ミストコレクターも不要のため、非常に静かで、経済的です。
従来のように天板全体を塗布するのではなく、生地接触面だけを選択的に塗布することが可能になり、使用油量を大幅に削減できるようになりました。
衛生面を重視し、本体内部の主要部品、タンク、油投入口は簡単に取り外しが可能で、掃除が簡単にできます。
従来に比べ、機械本体がコンパクト化したことで、省スペース化を実現しました。既設のコンベヤーにも、簡単に設置できます。

ノズルとユニットが可動式のため、塗布パターンに応じた動きで、ムラなくどんな型でも塗布できます。洋菓子・菓子パン・食パンが複合したラインにも、これ一台で全ての型に対応可能です。
離型油を塗布したい場所にのみ塗ることが可能なので、油量を大幅に減少できます。また、ノズル径が大きいため、ワックス・乳化剤が入った離型効果の高い高粘度油脂にも対応でき、離型効果の高い油脂を少量塗布するだけで、離型可能です。
今まで困難であった、レモンケーキ型の淵や、斜めに配置された型もムラなく塗布できるため、高い離型性を発揮します。
従来のように、型ごとにカートリッジが必要でないため、ノズルの数を大幅に低減でき、低コスト化を実現しました。また、マスキングタイプのように型ごとにマスクを必要としないため、余計な経費が掛かりません。製品切替もカートリッジやマスク交換不要のため、ワンタッチで自動切替可能です。
マスキングタイプと異なり、マスク上に残った油を使いまわさないため、非常に衛生的です。　油量調整も、ユーザーの要望通りに調整可能です。